派遣社員と契約社員の違いは、いろいろあります。
給料ひとつとってみても、
派遣社員は時給で払われますし、契約社員は月給で払われます。
また、
派遣社員は派遣会社と雇用契約を結ぶのに対し、契約社員は勤め先の企業と雇用契約を結ぶことになります。
派遣社員と契約社員の二つの雇用形態のメリット、デメリットはそれぞれ違いますので、「どちらのほうがよい」ということはありません。
どちらを選ぶか迷っている場合には、「どのような働き方をしたいのか」という観点から考えてみてはいかがでしょうか?
派遣社員であるから契約社員よりも給料が安いということは、絶対的なものではありません。
時給アップということだけで契約社員を選択するということはやめたほうがよいでしょう。
他にもさまざまな要因があると思いますので、それぞれの条件を複合的に考えながら、
派遣社員、契約社員を選ぶことがよいでしょう。
例えば、短期での勤務が希望だったり、専門性高く一つの業務のみを行いたいと考えるならば、「
派遣社員」のほうが向いているでしょう。
逆に比較的長期に安定して働きたいと考えれば、「契約社員」のほうが向いていると思います。
現在のライフスタイル、もしくは、理想のライフスタイルを考え、それにあった方を選択するのが良いと思います。
以下に、
派遣社員、契約社員の特徴を簡単にまとめてみました。ぜひ仕事を選ぶときの参考にしてください。
○
派遣社員
[メリット]
・勤務時間や仕事内容が明確に決まっている
・多くの職場を経験できる
・派遣先とトラブルがあっても、派遣会社のコーディネーターが間に入ってフォローしてくれる
[デメリット]
・ 法律により、同じ会社で働くことができるのは3年が限度
(※事務用機器操作、通訳、翻訳、秘書等の特別な職種を除く)
・ 社内の人間というよりも、社外の人間と見られがち。
・ 交通費の支給は基本的にない
○契約社員
[メリット]
・ 専門性や能力が高ければ、正社員登用や重要な仕事を任されるチャンスが多い
・ 派遣社員と比較して長期的に働くことができる
・ 正社員同様、勤務先会社の厚生年金や健康保険に加入できる
(※派遣社員は、派遣会社の厚生年金、保険に加入できます)
[デメリット]
・ 給与面では、派遣社員よりも低くなるケースがある。
・ 勤務時間等、派遣社員と比較し、融通がきかない場合が多い。
・ 様々な業務を担当するので、専門性が身につかない場合がある。